おじホリ。〜30歳からのワーキングホリデー〜

30歳、語学力がかなり乏しい状態で渡英。イギリスにてワーキングホリデーをしております。出国前は大きな決断と思っていましたが、来てみればなんだかんだ生活できています。イギリスでの経験や、日々思ったことなどいろいろ書いていきます。

【なんでイギリスにいるの?】カプチーノは奥深い

こんばんは、Ojiです。

 

本日もありがたいことに忙しく、あっとゆう間に9時間の労働が終わりました。

足がものすごく張っている。ふくらはぎの倦怠感。笑

休憩時間と終業後のストレッチがとんでもなく癒しです。

 

さて、今日は1つ衝撃の出来事がありました。

 

毎日朝と昼過ぎにお店に来ていただける常連さん。

彼女はいつも「oat milk cappuccino with no chocolate」を注文する気さくなおばちゃんです。

今日はこのおばちゃんとのやり取りから思いもよらぬことが起きました。

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今のカフェで働き始めることおよそ1年。

ほとんど毎日顔を合わせてきましたが、大した会話はしていませんでした。

 

「今日は犬と一緒じゃないの?」だとか、「今日はチョコレートたっぷりにする?」とふざけてみたりとか、二日酔いの日には「昨日飲みすぎて頭痛いわー」など本当にたわいもない話をする程度。

 

今日も何気なく、「職場環境が変わってちょっと困惑してたけど、少しずつ慣れてきたよ。前よりも楽しめているし、家にいるよりも働く方が俺には心地良いんだよね。めっちゃ日本人でしょ!?」というような話をしておりました。

 

すると突然、この常連さんから「こんにちは、なんでイギリスにいるの?」と質問をされたのです。

 

私は「え?ワーホリだよ。英語がうまく話せるようになりたいんだよね。別に日本に帰って仕事で使いたいってわけでもないんだけど。」といつものように何気ない会話として返事をしました。

 

 

 

ん!?

 

 

 

 

んんんんんん!?

 

 

 

 

そして、ここで異変に気付いたのです。

 

 

 

 

日本語で質問された!!!

 

 

 

 

超困惑です。

そして、困惑からの尋常ではない驚き。

これまでの約1年間、英語でのみやりとりをしていた常連さんが突然日本語を話したのです。

 

ロンドンのバスが現金では乗れないという事実を知った時ぐらい驚きました。(例えのキレが無くて申し訳ないです、力不足。)

 

そこからしばらく話していると、数十年前に東京と大阪へ2年間留学していたということがわかりました。

「もうかなり前の話だから、日本語はあまり得意ではないのよー」と言っていましたが、そんなことはありません。少なくともセルジオ越後氏よりは上手いのではないかと私は思います。

 

そして、彼女の日本での思い出について彼女は日本語で話し、私は英語で話すというなんとも不思議な空間が生まれました。謎空間ではありましたが、ほっこりとした非常に居心地の良い時間でした。

 

ちなみに居心地の良い時間は見事に同僚から「come back!!!!」と30%はふざけながら、70%は本気で言われてしまい、終焉を迎えました。笑

 

仕事を終えた後に、「確かになんでイギリスにいるのだろうか。」とふと考えました。(彼女はきっと「なんでイギリスに来たの?」という意図だったとは思いますが。)

 

こちらに来た理由は「英語が話したいなー」というある種の感覚的な部分で決めましたが、今回コロナウイルスの影響で想像もできなかった苦しい状況であったにも関わらず、なぜ今もイギリスにいるのだろう。

 

現在はかなり緩和されているものの、コロナウイルスの影響で多くの人々が母国に帰ってしまった。私は2ヶ月間仕事が休業となってしまい、何も引き留める理由がない中でも、不思議なことに日本に帰るという選択肢はありませんでした。

 

私の周りにいた日本人の多くの方々も彼らには不本意であったでしょうが、帰ってしまいました。今現在では遊びに行くような親しい友人もほとんど残っていません。気持ちが落ち着いていない日は、帰国した友人を羨ましいなと思った日もありました。

 

しかし、私は帰ることなく、今もイギリスにいる。なぜだろう。

 自分なりに考えに考えましたが、今のところ明確な答えはわかりません。

 

私がイギリスに来た大きな理由の1つは、これまでにも何度か書いたように語学力の向上です。しかし、そこから何がしたいのか。

残念ながら、「これがしたい!」ということは今のところありません。

 

例えば、英語を使ってキャリアアップしたい!という方もいるかもしれません。

しかし、母国語以外の言語を話せることが珍しく無いこのご時世です。

ネイティブレベルであれば違うでしょうが、特に私はワーホリで2年間滞在する程度の語学力。プロフェッショナルの仕事として、歯が立たないのは明らかです。

 

キャリアアップを期待するのであれば、私は今からとてつもない努力をしなければならないですし、うまくいったとしても自分のストロングポイントの3、4番目ぐらいの位置付けとなるでしょう。

 

確かに日本で培ってきたキャリアに語学力をプラスすることで、今までの自分では就くことができなかった仕事への可能性は少なくとも拡がったと思います。

しかし、帰国後に英語を使って仕事をしたいとは今のところ全く考えていません。

 

では、なぜあのような苦しい時期を経験してまで、今もなおイギリスにいるのだろうか?

 

実際に深く考えたことは今まで無かったのですが、考えたところで先ほどもお伝えした通り、答えはわかりません。

 

答えはわからないものの、1点だけ思うことはあります。

もちろんビザの期限など様々な諸要素があるのですが、今のところこちらに留まっている理由として1番可能性が高いのは「意地」でしょう。

 

 30歳でワーホリ初挑戦。

バカにされることも少なくありません。

 

こちらに来てからも、日本にいる多くの知人から興味本位と受け取ることができるような連絡がよく入ってきます。

大して私と親しいわけでもない人たちが、酒の肴にでもするために詮索をしてきたのだろうというのは容易に想像できました。

 

確かに多くの同級生が仕事においてはある程度のポストを任されるようになっており、プライベートでは結婚、子ども、家のローンなどと向き合い、良くも悪くも現実的です。私もそういうことを考えてもおかしく無い年齢です。

しかし、身を固めるどころかワーホリに来た私。

 

1度決断して来た以上は、中途半端なところでは帰ることはできません。

一生イギリスや海外に住みたいとは到底思えませんが、少なくともチャンスを得た2年間は最大限に楽しみ、やり切りたい。自分の理想としている語学力に少しでも近づいて帰りたいと思っています。

 

誰かに啖呵を切って日本を出て来たわけではありませんが、日本における「社会的に見れば」という視点では、私はある種の「背水の陣」でイギリスに来ているのです。

だからこそ周りの環境が変わってしまったからといって、日本に帰るという選択ができなかったですし、更には帰国した友人を羨ましいと思ったことがあったのでしょう。

 

自分が納得できる「なにか」を達成せずに帰国してしまうということは、自分に負けてしまったような気がしてしまいますし、皆に合わせる顔がないので今もイギリスにいるのだと思います。

 

無駄なプライド、変に意固地になっていると思われる方もいらっしゃると思いますが、今のところ私の思いつく限りでロックダウンを経験してまでイギリスにいる理由はこれぐらいしかありません。

 

「イギリスに行っていろんなことを経験してきたよー!海外は最高だった!!ははは」という感想だけでは帰ってはいけない年齢だと私は思っています。

イギリスでどういう経験をして、どの程度の実績、実力を日本に持ち帰ってきたのか。

 

ある程度の水準を裏付けることができるので、1番簡単に示せるものは資格だと私は思っています。この資格だけは、渡英前から今に至るまで変わることのない唯一のものかも知れません。

 

別にこの資格を仕事で使うわけではないですし、あくまでワーホリを楽しみ、語学力も向上するということが第1ですが、自己満足と自己防衛のためにこれは必ず取って帰る。笑

 

帰国前にやっておきたかった多くの「予定」は実行することが難しくなり、「予定」のまま終わってしまう可能性が高い今。

心が折れそうになることも頻繁にありますが、現実として私はその資格を現時点で持っていない。更には予定していた順序で試験に挑むことも難しい状況。

 

しかしながら、とにかくその資格無しで帰ることは考えられないので、今回のロックダウンでやることが無く、ひたすら同じような毎日を繰り返していても、勉強とワークアウトというルーティンを作ることで乗り切ることができたのだと思います。

 

その資格が自身のキャリアにどう繋がるかまで考えていれば良いのですが、残念ながら私はそこまで考えることができていません。笑

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正直今は「ワーホリ」という山を登っている最中なので、その山を登り切った際に山頂からどのような景色が見えるのかはわかりません。

 

結果として、そこから見た景色は思っていたよりも良い景色ではないかもしれません。

 

でも今は、「これまでには見ることができなかった景色を見ることができる。」と信じて登り切るしかないと思っています。

 

イギリスに来てからは、「今この時」のことに必死過ぎて、今後のこと、自分のことについてあまり考えられていませんでしたし、そんな余裕がありませんでした。

 

今回、コロナウイルスの影響で変えざるを得なかったライフスタイル、そしてそれを経てからのお客さんとのやり取りからこのようなことを考えるきっかけが生まれ、いろいろなことを再確認することができ、本当に良い機会でした。(もちろんコロナウイルスの拡大など無ければ1番良かったと思っていますよ。)

 

そもそも飽き性で、惰性で生きることができてしまう私は、このワーホリを納得できるところまでやり切ることができなければ、日本に帰ってからも中途半端に努力していくことが癖になってしまうでしょうし、帰国後の仕事も前向きに取り組むことができないだろうと思っています。

 

だからこそこの2年間を全力でやり切りたいですし、日本に帰らずにロックダウンをイギリスで経験したということを後悔しないような残り期間を過ごしていくつもりです。

 

いろいろ書きましたが、今読み返してみると乱文にも程がありますね。

やはりまとまっていない考えを文字化するのは難しい。何度読み返してもしっくり来ません。

そして、それを人様に伝えるのは更に難しい且つおこがましい。すいません。笑 

 

理解するには中々難しいものを作ってしまいましたが、なんとなくでも言わんとすることが伝われば幸いです。

まだまだ勉強が必要です。英語だけでは無く、文章力を伸ばす努力もしなければいけませんね。素人な分、伸び代もあるはずなのでみなさん今後もよろしくお願いしますw

 

それでは、本日はこの辺で。

Have a good weekend ;)