【ワーホリ、語学学校、悩んでいる方へ】自分が行ってみて思ったこと
どうもOjiです。
明日から職場復帰できると考えるとワクワクが止まりません。
その反面、久しぶりすぎて「しっかり働けるかな」、「英語話せるかなー」という不安もあります。
I have butterflies in my stomach.(英語のリハビリですw)
きっと最初の1時間程度乗り切ればなんとなーくやっていけるでしょう!
良い意味で緊張できることは、きっと人を成長させるんだと、根拠のないポジティブマインドで残りの休業補償ライフをゆるりと過ごしております。
本日は、自分の語学学校経験を通じて思ったことについて話をしていきたいと思います。
事前に言っておきますが、あくまでワーホリ1ヶ国しか経験のない未熟者の意見です。「こういう人もいるんだなー」程度に読んでいただけると幸いです。
さて、ワーホリに行くことが決まった後、語学学校について考える方、結構多いと思います。
まずは「語学学校行こうかな」。
そしてその次は「どこの語学学校にしようかな」。
そしてそしてその次は「どれだけの期間、語学学校に通おうかな」。
今回は「英語はあまり話せないんだけど、行こうか迷っている!」という方に対して、少しでも参考になればと思い、記事を載せます。
ワーホリ経験を経て取得したい語学系の資格がある方など、明確な目標がある場合は別ですが、「あまり英語に自信が無いし、周りも行っているみたいだから」ということで「とりあえず」語学学校に行こうと思っている方、たくさんいると思います。
そういったケースでの語学学校。
結論から言うと、私はオススメしません。
なぜ私がそのように思うのか。それは私が経験した3つのことからです。
①行ったところで即効性と爆発力のある語学力向上につながる訳ではない
②いざ社会に出てみると、綺麗な発音かつ、最初からゆっくり英語を話してくれる人なんてほとんどいない
③学校に費やした時間とお金でやれることはたくさんある
この①、②、③について順番に私の経験を書いていきますね。
まずは①について。
実際に私が語学学校に行ったかと言いますと、ばっちり行きました。
しかも超長期。なんと36週間(およそ9ヶ月)。
限りある時間と莫大なお金を浪費し、なんて事をしてしまったんだと今では思いますが、出国前の私の英語に対するイメージと思い描いていた理想はこんな感じでした。
ワーホリに2年間も行ける → 36週間はバイトでもしながら勉学に励む → 卒業後は英語ペラペラ → 就職してバリバリやってる → キャリアアップ → 帰国後の就活楽勝。
はい。笑わないでください。
でも、本気で「こうなるだろうなぁ」と漠然と思い描いていたのです。
そうなんです。私は「話せるようになると良いな」という理想ではなく、36週間という時間とお金を注ぎ込めば英語は「話せるようになる!」と勝手に思い込んでいました。
で、実際に36週間学校へ行き、語学力がどうだったかと言いますと英語ペラペラなんて夢のまた夢。
ある程度の基礎知識を得て、多少のコミュニケーションが取れるようになった程度です。
もちろん勉強の質に寄るところが大きいので、
「36週間も学生やってて何やってんだよ( ´Д`)y━・~~」
と思われる方もいらっしゃると思います。
確かに今振り返ってみて、「これ以上はもう無理だ」と思えるぐらい全力で英語を勉強していたかと言うと、答えは即答で「NO」です。
それでも、語学学生時代は授業時間と自習を含めて、バイトがある日は1日6時間、バイトのない日は1日8、9時間ほど勉強していました。(時間が長ければ良い訳ではない&ダラける日もたくさんありました)
この努力は今でも無駄ではなかったと思いますし、今ある語学力を築くのにある程度役立っていると思いますが、そこまでの時間とお金を費やす必要はなかったと深く後悔しています。
続いて②についてです。
イギリス=ブリティッシュイングリッシュ=学生時代に習った英語とは少し違う
こんなイメージを私は持っていました。
ですが、実際にこちらに来てみると、ブリティッシュイングリッシュとアメリカンイングリッシュの差が気になるほど英語は理解できませんでした。
むしろ渡英当初から発音でどの国出身か予想できるレベルの人が語学学校に行く必要はほとんど無いと思います。
私は自分が思っている事を「相手に伝えらえるか」に重きを置いているので、今でも発音はカタカナイングリッシュ炸裂していますし、ちょっとした意味の違いについても、大して気にしていません。
更に多民族国家と言われるだけあって、ネイティブレベルのみなさんそれぞれにも発音の特徴があるように思います。 私からすれば、自分のカタカナイングリッシュですらも多民族国家の一部です。
自信を持ってハキハキと話していれば、相手はなんとなく私が言わんとする事を汲み取ってくれますし、間違っていれば優しく教えてくれます。
若干脱線してしまったので本線へ…
実際に36週間もの学生生活を経て、念願のフルタイムとして働き始めてみると、ちょっとした英語への自信は勤務初日のたった数分で見事にぶち壊されました。
「え!!!みんななんて言ってるの?めちゃくちゃ早いんですけど。」
「ええ!!この人の言ってること本気で1%も理解ができない。」
「えええ!今話してたのって英語だったの?」
まじでこれぐらいのレベルでわかりませんでした。
(もちろん「英語があまり得意でないので、ゆっくり話してもらえませんか?」とお願いすれば、お客さんや同僚などみんな優しくゆっくりと話してくれましたよ。)
それもそのはずです。英語が問題なく聞き取れ、流暢に話すことができる人なんて学生として語学学校に中々来ないですよね。先生はあくまで先生なので、生徒のレベルに合わせて話しますよね。
学校内で比較的話せる≠社会に出た後もある程度話せる
そうです、私は「≠」の部分を「=」だと勘違いしていたのです。
学校を卒業し、仕事を始めればロンドン、イギリスのどこを探し回っても英語のレベル分けがされた職場などありません。
身になっていないかと言われれば、学校で学んだことは確実に知識となっています。しかし、正しい知識があれば会話ができるようになるなんて大間違いだったとその時痛感しました。
小学生時代に国語の授業で「ことばのきまり」やりませんでしたか?(時代が違いすぎてわからない方がいたらすいません)
もちろん大切な知識ですが、あんな堅苦しい日本語の知識をわざわざ意識して日本語を話していますか?国語の成績が良い人は、例外なく話すことが上手いですか?
結局英語も同じだと私は思っています。
学校で習うことも大切ですが、実践が1番です。
わからないことだらけということに変わりはなかったですが、仕事を始めて1ヶ月もすれば耳は少しずつ慣れていきますし、周りのレベルに合わせようと会話の努力もします。圧倒的に知識が足りないと痛感し、自主学習も必然的に行うことになりました。
そう、とりあえず社会に出て、打ちのめされるパターン。「獅子の子落とし」方式(親ライオンが小ライオンを崖から落とす的なアレです)が英語を伸ばす方法として私には合っていたのです。
最後に③について。
語学学校の学費、学校によって差はあるものの結構な値段しますよね。
更にポンドで学費を払う必要がある学校については、日本円でも高いと感じているのにもかかわらず、ポンド建てになると割高に感じませんか。
私は通学期間も長かったので、
「めちゃくちゃ高いな、まじかよ/(^o^)\」と思っていました。
今だからこそ言えることなのですが、語学学校に時間とお金を費やすよりも、日本にいた段階で基本的な文法を勉強したり、オンライン英会話を試すなど、コストを抑えた方法で英語の知識を少しでも準備しておけばよかったと思います。
そして晴れて渡英した際に、その時点で持っている語学力で共通の趣味や興味を持っている人たちと、拙いながらもコミュニケーションを取ることはできたでしょう。
また、抑えたコストを家賃に充てることで少しでも質の高い部屋に住むことや、フットボール観戦、旅行など楽しむことに廻した方がよっぽど有益な時間とお金の使い方ができただろうなと思います。
仕事が忙しくて独学するほど時間がないという方、たくさんいらっしゃると思います。私も出国前はそう思っていました。
だからこそ英語どころかイギリスの事すら完全無知で渡英し、後悔をしました。
仕事の状況や、置かれている環境は人それぞれですが、本当に時間は全くありませんか?
1日数分であっても準備できることはあると思います。そこを有効に使うことができれば、渡英後に大きなアドバンテージとなってきますよ。
以上の経験から、ワーホリとして渡英し、「とりあえず」語学学校へ行けば「英語はなんとかなるだろう」と思っている方へ私は語学学校をオススメできません。
ここからは学校に行って良かった事を3点ご紹介。
①生活で困ったことやわからないことは先生やレセプションの方に質問、相談ができた。
②ヨーロッパ諸国やアフリカ大陸の国々など様々な国からやって来た友人ができた。
③同じビザを持ち、同じような悩みを抱えた友人ができ、情報共有ができた。
この3点は学校に行っておいて本当に良かったと思う点です。
ここまで読んでいただいて、「結局行った方が良いのか、行かない方が良いのかどっち!?」となっている方、結構いらっしゃると思います。
これまでの内容を踏まえて、仮に私のワーホリライフがやり直せるのであれば、2、3週間程度を目処に「語学力向上」のためではなく、「ワーホリ初期のネットワーク、基盤作り」のために語学学校へ通う事を選びます。
渡英直後はイギリスでの常識が全くわからなかったですし、孤独を感じることもたくさんありました。
そういう部分をなんとか越えてこれたのは、語学学校スタッフの方々や友人たちのサポートがあったおかげです。ここからのサポート無しでは、メンタル弱めの私が今の状態まで成長することは考えられません。
ここまでつらつらと書いてきましたが、以上が私の思う語学学校の経済的かつ、理想的な使い方となります。
「判断力の差は情報の差」。この言葉は私が日本にいた際に耳にタコができる程言われていた言葉です。
ワーホリは個人の裁量が非常に大きく、自由が利きますが、会社とは違って上司も後輩も責任者もいません。担当者兼責任者は自分自身だと思います。
反対、賛成問わず、この記事がキッカケで少しでも多くの方のワーホリライフが充実すればOjiは嬉しい限りです。
それでは!!