【ワーホリ、職探し、面接】フットボールの力は偉大だった
こんばんは。Ojiです。
ここ数日は30℃越えのロンドンです。
仕事を終え、公園でビールを飲みながらまったりするという贅沢。幸せでした。
実はこの間の日曜日、めちゃくちゃ忙しかった日に仕事で盛大に失敗を繰り返し、思っていたよりも大きなダメージを心に負っています。笑
こんなことでいちいちヘコんではいられないとはわかっていますが、やっぱりヘコみます。
日々精進だと自分に言い聞かせておりますが、中々解消されないモヤモヤを抱えながら公園でビール。
I'm completely fucked up!!!!!!!!
まぁ、結局悩んだところで過去のことは変えられないので今後の自分に期待です。笑
さて、本日は今の職場であるカフェでの面接の話をさせていただこうと思います。
語学学校卒業の1ヶ月ぐらい前から始めた職探し。
私は転職サイトIndeed UKを利用しました。
面接までの流れは以前の記事に書いてありますので、興味のある方はご覧ください。
ojihori.hatenablog.com私は数件の面接を受け、何件からか良いお返事を頂きましたが、結局選んだ職場は最初に面接に伺った今の職場です。
普段はラフな格好ばかりする私ですが、一応白シャツ、アンクルパンツ、スエードシューズで行きました。スーツなんて持って来ていなかったので、持っている服の中で可能な限りフォーマルになるように頑張りました。笑
結果的にオフィスカジュアルみたいな感じでした。
あの日も少し暑い日だったと思います。
初めての面接でしたので、めちゃくちゃ緊張していました。そして予定時間の30分前に現地に着いていました。THE日本人。
あまりにも早すぎるので、お店の周りをウロウロ。完全に不審者。笑
そして意を決して、いざ面接へ。
お店に入り、「面接に来ましたー。」と店先にいる従業員さんに説明。
しばらく入り口で待っていると事務所に通され、そこにはマネージャーがいました。
まずは一通り挨拶をしたところで「コーヒーいる?」から始まります。
ここは遠慮なく「お願いします。」と返事です。
てっきり面接までの待ち時間にコーヒーを出して頂けたのだと勘違いしていましたが、コーヒーを飲みながらというめちゃくちゃアットホームな雰囲気で面接スタート!
CVを確認しながら、今までどういうことをして来たのか確認をされました。
正直なところ「ほとんど何言っているかわかんねー。」と思いつつも、聞き取れた単語からなんとなく意味を予想し、辛うじて返事をしていました。
その後は、いつからフルタイムで働けるのか、いつまでイギリスに滞在できるのかなど基本的なステータスを確認されたと思います。
一通り形式的な面接が終わると雑談に入りました。というか面接の内容は緊張と語学力の問題でほとんど理解できていない&覚えていないです。
そして雑談。この雑談が私にとってキーポイントでした。というか、ほぼ100%この雑談のおかげで私は今の職場で働くことができています。
きっかけはなんの変哲もない質問でした。「どうしてイギリスに来たの?」とマネージャーから聞かれたのです。
そこで私は「英語が伸ばしたい。そして、フットボールが好きだから。」と答えたのです。
今となれば「もう少しまともな答えがあるだろ、俺!!」と思いますが、当時の緊張と語学力ではこのように答えるのが精一杯。
しかし、この私の一言がマネージャーのスイッチを入れることになります。
「フットボールは観る専?それともプレーもしているの?」、「私の旦那はフットボールが好きすぎて、度が過ぎるから嫌になっちゃうんだよね。」、「うちの店舗にもたくさんフットボールファンがいるわよ。」、「どこのサポーターなの?」などなど。
ただでさえ正確に聞き取ることができないにも関わらず、怒涛の質問攻めです。
ここまで辛うじて取り繕っていたスピーキングスキルもここで崩壊します。
そう、この手のジャンルの質問が来るなんて予想もしていないので、準備ができていません。挙げ句の果てにこの質問攻めにあったことで事前に想定し、頭の中で整理していた英語が全て吹っ飛ぶのです。ここからは、出たとこ勝負。
「もうどうにでもなれ!」という思いで、自分自身のサッカー経験、好きなチーム、そのチームを好きになった経緯などフットボールに関することをひたすらに伝えようと努力しました。
おそらくめちゃくちゃな英語を話していたと思います。
そこで突然現れたマネージャーの右腕的存在。(後に私のOJT担当となる人)
彼は熱狂的なチェルシーサポーターです。そして彼のガールフレンドはチェルシーFCで働いているという筋金入り。
私がアーセナルサポーターだと知り、より雑談に花が咲きます。
正直マネージャーと彼がやり取りしている英語のスピードが早すぎて、80%ぐらいは何を言っているのかわかりませんでしたが、タイミングを計って、簡単な英語を駆使して会話に入っている感を出しました。
この雑談、30分ぐらい続きました。相槌や発言のタイミングを見計らうのにものすごく疲れた記憶だけが鮮明に残っています。笑
そして、雑談終了後にまさかのその場で即採用の返事を頂けるというミラクル。笑
ここで黙っておけばよかったものの、なぜか突然自分自身のネガキャンを始める私。
唐突に「英語が上手く話せないんだけど、大丈夫?」と聞いてしまったのです。
きっと語学学校以外での英会話に度肝を抜かれて、これからやっていくという自信を根こそぎ持っていかれたからでしょうね。
しかし、マネージャーの返事は「え?今まで普通に話してたじゃん。面接でこんなに長い時間使ったことないし、大丈夫だと思うけど。」というものでした。
それでも不安を拭いきれない私。結果的に翌日トライアルで働いてみて、お客さんとのやり取りで問題なければ採用ということに。
翌日のトライアルはチェルシーサポーターの彼に付きっきりでサポートしてもらいました。トライアルの後、私は事務室で待機。
マネージャーとチェルシーサポーターの彼が別室で私の採用について数分間話し合い、帰って来ました。
そして、「Welcome to ◯◯◯!!!」という返事を頂き、無事に採用。
働き始めてからは数々のトラブルを生み出し、たくさん呆れられました。働き始めた当初は本当に仕事に行きたくないと追い込まれることもたくさんありました。そのことを同僚に打ち明けるほどの語学力が無くて、孤独を感じることもありました。
そんな中でもなんとか試行錯誤を繰り返し、3ヶ月の試用期間を経てついに正式な契約書にサイン。
何度かトラブルを起こしており、「正社員になれるのか微妙だなー」と思っていたので、この時の喜びは今でも鮮明に覚えています。そして、契約書を渡された瞬間はニヤニヤが止まりませんでした。
ちなみに後日談ですが、どうやら私の他にもオーストラリア人、フランス人、韓国人の方が同時期に面接とトライアルに来ていたらしく、その中で私を選んでくれたみたいです。
CVや面接の内容では圧倒的に劣っていたようですが、フットボールが好きだという点が恐ろしいほど有利に働いたようです。笑
今でも誰かが面接に来る度に、私の面接時の話が出ます。
「どうしてイギリスに来たの?」という質問に対して、私が「英語が伸ばしたい。そして、フットボールが好きだから。」と答えたことは同僚全員が知っており、黒歴史になりつつありますが、それだけ周りに衝撃を与えられたということで良しとしています。笑
では、本日は「フットボールが生まれた国だと言われるだけあって、フットボール好きには良いこともあるんだなー」と実感した私の職探し(面接編)についてでした。
最後に。
みなさん、いつもはてなスターありがとうございます。
はてなスターの数で一喜一憂していると前回の記事に書かせていただいたのですが、前回の記事にもみなさんから多くのスターを頂きました。
本当に嬉しいです。ありがとうございます。
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それでは、Have a nice weekend ;)