おじホリ。〜30歳からのワーキングホリデー〜

30歳、語学力がかなり乏しい状態で渡英。イギリスにてワーキングホリデーをしております。出国前は大きな決断と思っていましたが、来てみればなんだかんだ生活できています。イギリスでの経験や、日々思ったことなどいろいろ書いていきます。

【ワーホリ、ホームステイ】この国はお金がすべてだ!

こんばんは、Ojiです。

 

終わりました。職場復帰3日目。

本日も9時間ほとんど立ちっぱなし。

 

毎日足がガクガクです。年齢をひしひしと感じます。

家に帰り、1度座ってしまったら最後。完全に充電が切れます。

1歩も動きたくありません。笑

 

身体はめちゃくちゃ疲れていますが、気持ちはまだまだ前向きです。

残りの勤務日数およそ70日。全ての日をこの気持ちで取り組みたいと言いたいところですが、それはそれで擦り切れてしまいそうなので良い意味で程良く息抜きしながらやっていきます。

 

さて、本日は私がお世話になったホームステイ先について書いていこうと思います。

 

以前の記事でも何度か触れているとおり、私は渡英後1ヶ月間はホームステイをしました。(諸事情により結果的に2ヶ月ホームステイとなりましたが、そのことについては記事の後半で。)

 

私のホストファミリー、中々パンチのある方でした。

ホストマザーと1人息子という家庭に滞在したのですが、ホストマザーの口癖は、

This country is money.

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彼女は空き部屋を有効活用するため、ビジネスとしてホストファミリーをやっているという人でした。

 

私が渡英前に想像していたホストファミリーとは程遠いもので、空港からホストファミリーの家に到着すると、歓迎されることもなく彼女たちは「予定がある」と言って、私を置いて外出していきました。

 

お昼の12時頃に外出して、帰って来たのは22時頃だったかな。

 

私がホストファミリーのもとへ到着してから5分程度で彼女たちは外出したため、私はどこに何があるという説明もされていなければ、鍵も渡されていません。

空港からホストファミリーのもとへ直行したので、SIMカードも無かったですし、家のWi-Fiパスワードも伝えられていない。

 

完全に困惑&孤独でした。

 

買い物に行くにも家の鍵を持っていないので外出できないという状況。

ものすごい空腹を我慢して、ただひたすら持参した本を読んで待っていました。

 

やっと帰って来たと思ったら、夕飯として渡されたのはTESCOのサンドイッチ。笑

 

それを食べる時間も与えられずにハウスルールの説明が始まりました。

そして何を言われているかわからないままにルール説明が終わると、彼らはリビングに行ってしまいました。

 

ちなみに私はハウスルール上、リビングに入ることができません。

自由に行き来できるのは自室とトイレだけ。

キッチンや浴室ですらも基本的には決められたタイミングでしか入ることができませんでした。

 

食事は1日2食(朝・夕)の金額を支払っていましたが、朝食はトーストすらされていない食パン2枚のみ。ジャムなどもありません。トースターを使うにも電気代が掛かるため、使わないように言われていました。

 

夕食は毎日TESCOで購入した出来合いの品が1品。

パスタとパイが1日おきにローテーションするという方式。

ホストファミリーは私と食事時間をずらして、クオリティの全く異なる食事をしていました。

 

水道代が高くなるからという理由でシャワーを浴びている時間も厳しく制限されたりと、結構なストレスを感じていました。

 

しかし、何よりも1番ストレスなのは、このような環境に不満があるのにも関わらず、まともに文句の1つも言えない自分の英語力。笑

 

さすがにこれは耐えられないということに不満を言うこともありましたが、そもそも言いたいことが伝わっているのかすらわからないですし、最後には必殺の

This country is money.

と毎回言われてしまい、なにも言えなくなるという始末。

 

本気でストレスを感じていたので、なんとか状況を打破しようとこの頃の英語の勉強はめちゃくちゃ捗っていました。笑

 

ちなみに私が支払ったホームステイ代金の流れですが、私は語学学校の斡旋でその家庭に滞在していたため、支払ったお金の一部が仲介手数料として語学学校に差し引かれます。

そして、その残りのお金がホストファミリーの手元に入るというものでした。

その金額では少なすぎるといつもホストマザーは言っていました。

 

食事については家に帰る前にほとんど毎日外食したのでなんとかなっていましたが、こうやって今思い出しながら書いていると「よく1ヶ月頑張ったぞ、俺!」と思います。

 

あ、ちなみに部屋の環境だけは良かったです。

ZONE2で駅から徒歩5分程度。

家の中は綺麗に整理整頓されていましたし、私の部屋はダブルルームでベットも広め。

勉強机、テレビ、ワードローブなどが備え付けられていました。

部屋も3階にあり、日当たりが良く、窓からの眺めは結構良いものでした。

 

今のところ部屋の環境以外は最悪なホームステイだなと思う方もいるかもしれません。

しかし、このホストマザー、悪い人ではないのです。

 

そのことを知ったきっかけはホームステイを予期せぬ形で1ヶ月延長したことから始まります。

ホームステイ期間1ヶ月が終わろうとしていたある日、フラット探しがうまく進められなかった私は、ホームステイではなくフラットシェアという形で1ヶ月滞在させて欲しいとホストマザーに依頼をするのです。(部屋の環境だけは良かったので。

 

これについて、語学学校に「この家に滞在していることを伝えないこと」を条件に受け入れて頂きました。

当時は「なにその条件?意味わかんないけど、まぁいいや。」と思っていました。

 

こちらとしては、食事は自分自身でなんとかするので必要ないと言っているにも関わらず、なぜか食事(朝・夕)を提供してくれるとのこと。

更には語学学校に払っていた1ヶ月目のホームステイ代金よりも、かなり安い金額で滞在できることに。

 そんな調子でホームステイを1ヶ月延長。

 

この2ヶ月目、ホストマザーの口癖である

This country is money.の真髄を体感しました。

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 2ヶ月目の契約となった日から全ての環境が変わったのです。

 

食事のクオリティは大幅に上がり、最大のストレスであったシャワー使用の制限時間もなくなりました。リビングの使用も認められました。笑

なに1つ文句を言われることもなく、洗濯物も出しておけばアイロンまでかけていただけるという神対応

 

いろいろなことが至れり尽くせりでした。本当に文句なしのホームステイ2ヶ月目。

 

そうなのです。彼女はビジネスでホストファミリーをやっていると豪語していただけあって、納得できるお金を支払った顧客に対しては真摯に向き合う人なのでした。さすが弁護士さん笑

 

ちなみに弁護士さんだけあって、書類はしっかりファイリングして保管されており、ホームステイのお金に関する書類も見せてくれました。

語学学校が差し引く仲介手数料の金額が想像以上で驚きでした。

 

このときになって、ホームステイ延長時に提示された「語学学校にこの家に滞在していることを伝えないこと」という条件の意味も理解しました。笑

 

1ヶ月目に築いた関係性とは比にならないほど親密な関係となった2ヶ月目のホームステイライフ。

引っ越し先を見つけることもでき、さすがにそれ以上ホームステイを延長することはありませんでしたが、「2年間イギリスにいるのなら、その期間ずっと私の家にいても良いのよ」と言われるほどまでの関係に。

 

私はこの言葉を一生忘れることは無いでしょう。

This country is money.

 

彼女はある意味プロフェッショナルのホストファミリーではないかと私は思います。笑

1ヶ月目でこのホームステイ先を去っていたら、彼女のプロ意識には気付くことなく、「ホームステイ=最悪&運任せ」だというイメージを抱いていたでしょう。

 

本日は私の経験したいろいろと考えさせられたホームステイライフについてでした。笑

それではまたー。have a good night :)